こんにちは、ほくです。
妊娠中って、色々なマイナートラブルに悩まされることが多いですよね。
私は1人目妊娠中のときに、「妊娠性湿疹」や「突発性難聴」なんかに悩まされました。
そして、現在2人目妊娠中にして、娘の風邪をうつされたのをきっかけに副鼻腔炎(蓄膿症)に!
副鼻腔炎なんて、いままでなったことがなかったので、油断していました。
妊娠中は免疫力が低下しているそうで、副鼻腔炎になりやすいんだとか。
今回、副鼻腔炎の経過と、治療のために行ったトリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術(かこうかいねんまくしょうしゃじゅつ)についてレポします!
副鼻腔炎発症までの経過
そもそもの原因は娘の風邪がうつったこと。
初期症状は、鼻水と鼻づまり。
いつもの風邪症状だし、幸い喉は痛くないし、熱もないし~って完全に油断していました。
良くならないまま、気が付いたら1週間が経過。
なんてしつこい風邪なの・・・。
風邪がうつって1週間が経ったころから、次のような症状が現れ始めます。
- 顔が重い
- 額・鼻・頬の内側の不快感、痛み
- 歯がムズムズし、不快感
- 匂いも味も分かりにくい
- 頭や目の奥に痛みがある
歯に違和感があり、虫歯かと思って歯医者にいったのですが、「歯肉炎」といわれ虫歯はゼロ。
ネットで調べたら、どうやら副鼻腔炎(蓄膿症)になってしまったようでした。
仕事で休めず、とりあえずドラッグストアで蓄膿症向けの漢方「荊芥連翹湯」を購入。
登録販売員の方に伺い、妊婦でも服用できる漢方とのことでした。
しかし、漢方を内服したのに翌日頭痛がさらに悪化。
(漢方ってそんなに早く効くものでもないのに、症状が悪化したことが焦りに繋がりました。)
特に朝起きたときが、頭痛・顔面痛が一番ひどかったです。
寝てる間は鼻水を出せないからなのか、身体を横にして物理的な関係があるからなのか。
頭痛で熟睡もできないので、常に寝不足。
22時に寝て、0時・2時・4時・6時に目が覚め、細切れ睡眠。
辛かった~。
いざ耳鼻科へ!
娘の風邪をもらって11日目にしてようやく耳鼻科の病院を受診しました(鼻詰まり以外の顔面痛や頭痛が発症してから4日目)。
その週は平日&土曜日に仕事があり、日曜診療を行っている遠い遠い病院へ。
鼻づまりの検査(鼻腔通気度計)
まずはじめに、鼻腔通気度計を使った鼻づまりの度合いを測定する検査をしました。
片方の鼻穴を栓で塞いで、鼻と口を覆う機械を顔にあてて、片鼻ずつ測定します。
結果、
私の鼻は、どちらもほぼ空気を通していませんでした😢
両鼻とも、全然機能してませんね!
測定中は息ができず、顔を真っ赤にして途中でマスクを外しながら測定していました。
妊娠中の副鼻腔炎治療・・・選択肢は「下甲介粘膜焼灼」一択!?
妊娠中だと、顔のレントゲンを撮れません。
頭痛もあるということで、鼻の横以外に、おそらく鼻より上(額あたり)にも膿が溜まっていると思います。
膿が溜まっているところ、レントゲンでみたかったな。
妊娠中で薬も出せないので、治療法は手術で鼻粘膜を縮小させる手術になります。
妊婦には選択肢が与えられず、治療法は「下甲介粘膜焼灼術」という手術一択!
本当か?妊婦でも出せる薬ってあるのでは?抗生剤は妊婦NGなのか?
というわけで、手術を受けることに。
このような紙を頂きました。
この治療により鼻の通りが良くなるため、溜まっている膿が体外に出やすくなります。
溜まっている膿は、自然に出てくるまで待つ(鼻をかむ)必要があるそうです。
吸引してくれると思っていた私は少しがっかり。
他医で受診したら、もっと他の治療も選べたのかな~?
楽になるまで時間がかかりそうという不安も。
トリクロール酢酸による下甲介粘膜焼灼術
先生に麻酔薬を染み込ませた綿を鼻に詰め込まれます。
10分くらい待って、表面麻酔が効いてからトリクロール酢酸を浸した綿を両鼻に詰め込まれます。
い、痛い・・・!!!!
詰め込まれた瞬間は、ピリピリとした痛みを感じました。
焼かれている感じ?
でも耐えられないほどではありません。(子どもには辛いかな)
すこししたら麻痺して痛みも感じなくなりました。
数分程して、治療終了。
綿を外してもらって鼻をかむと、
めっちゃ鼻水でるやん!!!(感動)
膿なのか、粘性のあるものが鼻から大量にでて、急に鼻の通りが良くなりました。
ネブライザー吸入をして治療終了
最後に、炎症を抑える霧をネブライザーで吸入して終了。
「炎症を抑える」と聞き、沢山吸わなきゃ!なんて思ったからめちゃくちゃむせて咳していた。(笑)
下甲介粘膜焼灼術の感想・・・やって良かった!
最初は(膿を吸引してほし~)とか(炎症を抑える薬がほし~)と思っていた私ですが、
結局は下甲介粘膜焼灼術を受けたことが、症状を抑える根本的な改善になりました。
翌朝は久しぶりに頭痛なく目が覚めましたが、身体を起こしたら顔面痛・頭痛・重怠さが出現。
まだ膿や炎症は残っているようでした。
薬を内服しながらジワジワ治していくよりだいぶ効率よいのでは?なんて思ったり。
手術の値段は、およそ3200円(保険適用3割負担)。
今回の受診で、初診料、検査もろもろ込みで、7200円かかりました。
ちなみに、今回人生ではじめて「鼻うがい」にも挑戦しました。
先生から、鼻うがいなら手術当日から行ってよいと言われ、鼻うがいすることで、鼻水?膿?がより大量に出てきた。(汚)
やりすぎも良くないですが、鼻うがいで膿の排出がしやすくなり、副鼻腔炎の辛い症状もはやく楽になります。
これを使ってみました。
生理食塩水を片方の鼻穴から入れてもう片方の鼻穴から出すより、
鼻から入れて口から出すほうが、効果がありました。(膿が沢山出た)
最初は恐る恐る始めた鼻うがいですが、ブログ「たまごごはん」様のこちらの記事を参考させて頂き、だいぶ上達しました!
鼻うがいって、耳鼻科医も推奨しているみたいなので、気になる方がいたらぜひトライしてみてね!
妊娠中、少しでも調子が悪いと思ったら迷わず受診を!
副鼻腔炎って結構症状が辛く、治癒まで時間がかかります。
私も鼻詰まりを1週間放置せず、なんで早く受診しなかったのかと後悔しています。
頭の重怠さ、頭痛、顔面痛で、育児も家事も仕事も、全てが苦痛。
QOL(生活の質)ガタ落ちで、生活に支障ありまくり。
ネット情報だと、1人目の妊娠よりも2人目以降妊娠中の方が、発症リスクも高いんだとか!
(1人目から細菌やウィルスをもらってくるから?)
妊婦さんは治療できる薬が飲めないので、鼻詰まりが続くな~と感じたら、
はやめに病院を受診してなんらかの治療をすることを強く、すすめます。
鼻詰まりが長引くと厄介なことに!わたしの治療レポが、何らかの参考になればと願っております。
治療経過はこちらの記事で↓
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