【出産レポート】初産で陣痛7時間。お産の流れとやっておいて良かったこと3つ

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こんにちは、ほくです。

2022年春、第一子を自然分娩で出産しました!

妊娠予定日より9日遅れの出産。

陣痛が始まってから出産までにかかった時間は約7時間(正確には6時間49分)。

平均的な陣痛時間は、初産婦で12~15時間 、経産婦で5~7時間といわれるので、初産にしては比較的出産の進みがはやかったようです。

ほく

予定日を1週間以上過ぎ、不安で何も手につかない母(私)を余所に、赤ちゃんは着々と準備を進めていたのね~

陣痛がきて、喜んだのもつかの間。

痛すぎる!!!こんなに痛いなんて聞いてない!!ちょっと一旦ストップ(ToT)!!!

出産は私の想像を遥かに上回る痛さでした。。。

出産直後に思ったことは、

「私、もう2人目は無理だわ」。

あの出産から1年が経とうとしています。

今回は、当時のことを振り返りながら元気な赤ちゃんが生まれるまでの経過をまとめました!

ほく

臨月の頃は未知の出産にひたすら怯えて、「出産ってどういうものなの~」と、他の方の出産レポートをたくさん読み漁っていました。

同じように不安になっている妊婦さんの少しでも助けになれたら嬉しいです。私が感じた妊娠中にやってよかったこと3つも書いておきます。

生々しい表現が含まれます。気分が悪くなる場合は読まないでくださいね。

目次

妊娠中にやっていて良かったこと3つ

妊娠中にやっていて良かったことは実にたくさんあります!

中でも「出産のときに助かった」と本気で思ったことは次の3つです。

  1. 陣痛から胎盤摘出まで、出産の経過(赤ちゃんの状態)と呼吸法を頭に入れておいた
  2. 出産の激痛に負けない思考を学んでおいた(私はソフロロジー法)
  3. 正期産の時期に入ってから、たくさん歩いた(1日1万歩以上)

ずぼらすぎる私ですが、産休に入って時間ができたので、この3つはしっかりやっていました。

ではさっそく、お産の流れを書いていきます!

予定日超過8日目 いきなり3分間隔の陣痛到来!

前日に内診グリグリ。

このまま陣痛がこなければ、明後日には予定入院を控えていた、予定日超過8日目。

この日はいつもと様子が違いました。

  • 日中、ひたすら眠い
  • 日中、子宮口が何かに刺激されているような鋭い痛みがあった
  • 日中、お腹からポコッと3回音がして、その後ポコココココって聞いたことのない泡のような音が聞こえた
  • 散歩のあと、いままで経験のない頭痛が5秒くらい続いた
  • いつも以上にお腹が張る。張り具合がいつもと違う気がする

赤ちゃんが、

「待たせたな!もうそろそろ出るから!」

って合図してくれているような気がして、夕食のときに「あ、これ今晩くるかも」と感じ取りました。

 

20:00

ウトウトして、こたつで横になってテレビをみる。

 

20:55

きゅーっと腹痛を感じる。

下痢とも生理痛とも違う、体験したことのない下腹部痛

アプリを使って間隔をはかると、なんといきなり3分間隔!!

あまりに短すぎるので「前駆陣痛ではないかも」。でも、痛みはおさまるどころか段々強くなる。

 

21:12

なかなか痛みの波が収まらず、産院へ電話。

「陣痛は3分間隔です」と伝えると、「前駆陣痛の可能性が高いので、もう少し様子をみて」と言われる。

 

21:44

痛みに耐えるのに必死。痛みの間隔は3分と変わらず。入院のしおりには、10分間隔になったら連絡してっ書いてあるのに…(T T)

夫に背中をさすってもらうも、心ここにあらずな夫に苛立つ(笑)

このままでは電話をかけることもできなくなりそうだったので、再度産院へ電話し「とりあえず診察してほしいです…」と懇願する。

「すぐ帰すことになるかも」と言われるが、私は「痛すぎるので行きます!」と即答。

あらかじめ準備していた入院バックをもって、夫と2人で病院へGO!

病院到着 まだ子宮口3cm

22:00

夜中は道路が空いていたのでいつもよりはやく到着。

コロナのため、夫は車で待機。1人でよたよた診察室へ向かい、診察を受ける。

 

助産師「子宮口はまだ3cmです」

 

もっと進んでいると思っていたのでショックを隠せず。

そのままNSTをやってもらう。

 

23:00

NSTの結果、「規則的な陣痛は来ているが、まだ微弱」とのこと。

 

助産師「入院のレベルには達していないので、旦那さんと病院のまわりを少し散歩してきたら?」

 

ここにきて、この提案!?

痛い(1~2分)→落ち着く(2~3分)→痛い(1~2分)→…この繰り返し。痛みの間隔が短すぎて、今から病院を出て歩くなんて私には考えられず。

痛みの強さは、歩くことができなくなりその場でうずくまる程度。

私「痛みの間隔が短すぎて、なにも出来ません!このまま入院させてください!」と嘆願。

(千と千尋の神隠しの千尋のセリフ「ここで働かせてください!」みたいな感じだった。)

 

助産師「生まれるのは明け方以降になるかなー?」

私(むしろ明け方にはこの痛みから解放されるんだ!)

 

希望の光が見えた気がしてすこし喜びました。車で待機していた夫に連絡して、入院バックを持ってきてもらう。

バックを運んで1台のベッドがある部屋に通されましたが、痛みで室内を見渡す余裕もなく…

 

私(個室に通されたの?私大部屋希望だけどここでいいの?間違ってない?)

 

ということを頭でぐるぐる考えていましたが声に出して聞く余裕がない。

このベッドが分娩台だと知るまであと4時間後。ベッドの他に、長椅子、トイレ、オーディオ…。

ひとまずよろよろと椅子に座る。

ここで、姉(2児の母)にLINEで入院報告。

 

姉「がんばれ!私は痛すぎて、途中で帝王切開にしてくださいって言ったよ(笑)」

私(…その手があったか!) ←最後の切り札を手に入れた気分になる。

 

母にもLINEで報告。

入院バックから、ペットボトルに取り付けるストローホルダーとか、着替えとか、スマホの充電器とか、色々取り出したかったのに、痛すぎて本当になにもできず。

トイレに行くのも一苦労。

(コロナじゃなかったら、夫も一緒にこの部屋にいて、色々動いてもらえたんだろうな…)とこのとき初めてコロナを呪う。

陣痛はこんなに痛いのに、いまの私はおしるし・破水・子宮口の開き、なに1つとしてクリアできていないのか…と憤りを感じる。

陣痛開始して2時間半 おしるし

23:30頃

病室のトイレでようやくおしるしが!

動くのが辛くて、便器の中をじっくり見る余裕もない。赤く染まったなっていう感じでした。すかさずナースコールで助産師さんに報告!

この日は立て込んでいて、担当の夜勤助産師さん2人は大忙し…。

私と同じような状態の妊婦が他に3人いたらしく、

助産師「ずっとここにいてあげられなくて、ほんとにごめんね~」と言いながら、

コールを押してもすぐ退室していきます…。

ひとりでいることが辛くて、何か報告できることはないか考えて逐一コールで報告していました。(迷惑)

 

私(助産師さんに話を聞いてもらいたい。)(助産師さんに傍でずっと背中をさすって励ましてもらいたい。)

 

ほんとにこれ。(夫は不要)

 

私「出産できないのは、何がだめなんですか!?(半泣)」

助産師さん「まだ赤ちゃんが完全に降りてきてないのよ。」

 

いまの私にできることは、赤ちゃんが下に降りてこれるように歩くことのみ、といわれたので、悶絶しながらひたすら病室を歩く…。

このとき意識していたのは、呼吸法です。

力を緩めた方が赤ちゃんが落ちてきやすいので、しっかり息を吐いていきまない(=力を入れない)ように気を付けていました。

リラックスして副交感神経を優位に

妊娠超過9日目 陣痛開始して4時間半 ついに破水

1:15

歩くことを諦め、ベッドに横たわる。

 

助産師さん「破水するかもしれないから、オムツはこうね」

 

と言われましたが、ベッドから降りられず、トイレに行けないままモタモタしていたら、

パシャ!!

 

私(破水だ!!)

 

助産師さんに会いたすぎて、ナースコールする名目ができたことに喜び、すかさずコール。

体を起こして下半身を確認する余裕もなく、されるがまま処理していただく。

ここで内診してもらい、子宮口8cmと言われる。

 

2:00

ここから地獄の1時間。

ただただ痛みと孤独に耐える。

ダメもとで「一緒にいてください~」と助産師さんにお願いしてみましたが、「痛いよね~ごめんね~」といって退室されていきました。

助産師さんって本当に心の支えです。妊娠中も、出産中も、出産後も…。

いきんじゃだめなんだろうなと思いつつ、腹部を押し寄せてくる何かに、いきまずにはいられない状態でした。

すでに人格は崩壊しており、思いっきり「痛い~~!!!(怒)」と叫んでいた

私の声、廊下に聞こえていただろうな。当時のことを考えると恥ずかしい。

陣痛開始して6時間 ようやく分娩台へ!

2:50頃

痛すぎてソフロジー法を意識する余裕なし。もう耐えられないのでナースコール。内診して頂く。

 

助産師「ちょっと早いけど準備するか~」

 

ここで、いままで寝ていたベッドが分娩台に変身

 

私(これ分娩台だったのか…。ということはここは分娩室だったのか…。衝撃。)

 

助産師さんが2人揃います。

 

私(いよいよか…。本当にありがたい…はやくこの痛みから解放されたい。)

 

私の陣痛から出産までの進み具合が、めちゃくちゃ速かったみたいです。

 

助産師「スタッフみんなで、(いま出産中の人の中で)1番はやいのはmarukoさんだって予想していたのよ~頑張ったね」

私(私が1番か…まだ見ぬ同志たち、ごめん、お先します!!!)

 

この時点ですでに会陰部が裂けて出血していたみたい。出血源をさがすも見つからず。

医師を呼んで、麻酔なしで5~6か所くらいチョキチョキ、切られました。

 

私「痛い~~~!!」

スタッフ「はーい」←

私(その返答、正解?)

 

「陣痛が痛いから会陰切開の痛みは感じない」って何かに書いてあったような気がしたのですが、会陰切開全然痛かった…(;;)

陣痛開始して6時間半 最後の戦い

3:35頃

助産師さん「あと1、2回いきだら、赤ちゃん出てくるよ!」

この言葉に救われる。ゴールが見えた…。

1回目

上手にいきめたけど、陣痛間隔が長くなってしまい赤ちゃんがひっこむ。

2回目

助産師さん「これまでで1番いきんで!!!」

すーっと息を長く吸って一旦止め、陣痛の波が来たら思い切りいきむ!!

 

3:49

ドゥルン!!!

うまれた…!

その後、胎盤出して→麻酔して切開部縫合→したところを縫って→抱っこして初乳のませました。

 

私「赤ちゃんはじめまして!頑張ってね~ありがとう」

 

私は泣きませんでした。

赤ちゃんの体重は、3382g

(毎日たくさん歩いていたからか、心配するほど増えていなかった。)

赤ちゃんを腕に抱いて放心状態でいるとき、廊下からいままさに出産中の人が叫び声をあげているのを覚えています…。

 

私(出産って、本当に命がけなんだな。母ってすごいな。)

 

助産師「旦那さんに報告しましょ!テレビ電話とか大丈夫ですよ!!」

何度もそう声をかけて頂きましたが、

私(寝ているだろうな~…いや、明日仕事だし別に寝てていいんだけど、寝てたらガッカリしそうだな…)

一応、電話してみると、

 

夫「…(ごそごそ)あ、あ、あ、え、うまれたの!はやかったね!」

 

案の定、寝ていた…。とほほ。

私、命がけで出産したよ(^^)

 

この日を境に、不眠不休の赤ちゃん同室生活がスタートするなんて、

このときの私は知る由もなかった。

(完)

これからがスタート!

私の出産は、こんな感じで比較的スムーズ短時間安産型でした。

心の準備も出来まいまま、あれよあれよという感じでしたが、濃密。

24時間以上陣痛と戦っている妊婦さんと比べると、体力が残っていたかなという感じがします。

コロナ禍の出産で、立ち合い禁止や面会制限があるなど思い通りにいかないことが多かったですが、その分、助産師さんの支えがとても大きく、ありがたかったです

2人目は立ち合い出産がOKだったとしても、私はやめとくかな~^^;(笑)

ほく

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
これから出産を控えているママさんたち、応援しています!

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この記事を書いた人

管理栄養士。
病院でフルタイム勤務。
二児の母として、家事に育児に毎日奮闘中。

保有資格:NST専門療法士、地域糖尿病療養指導士

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